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歯石取りはした方がいいの?歯石と歯周病との関係や歯医者での予防法について
こんにちは。
狛江市和泉本町・小田急小田原線「狛江駅」から徒歩3分の歯医者【狛江はやかわ歯科】です。
歯の健康に関してよく聞く「歯石」とは何なのでしょうか?
歯石という言葉を聞いたことはあっても、実際にはどのように有害なものなのかピンとこなくて、「歯石取りってした方がいいの?」という疑問をもっている方は少なくないかもしれませんね。
そこで今回は、なぜ、「歯石取り」で歯石をお口から取り除く必要があるのかについて解説します。
歯石取りは必要なの?
歯石とは、歯垢(プラーク)が硬くなったものです。
歯垢(プラーク)も歯石も、お口の健康にとって有害といえます。
原因はミュータンス菌など、むし歯や歯周病菌を引き起こす細菌がたっぷり含まれているからです。
なんとプラークに含まれている細菌の数は、1mgあたり1億個以上にものぼります。
(参照:厚生労働省e-ヘルスネット「歯周病とは-歯周病の原因」より)
これらの細菌は、食べかすや磨き残しに含まれる糖を栄養にして繁殖し、歯垢(プラーク)をどんどん作りだして歯に密着します。
つまり、歯垢(プラーク)や歯石は、病気の元となる細菌の巣なのです。
歯垢(プラーク)は、唾液中の石灰成分を吸収することで硬質化させ「歯石」に変化させます。
歯垢なら歯磨きで剥がすことが可能ですが、硬質化してしまった歯石は、歯ブラシで磨いた程度では取り除けないやっかいな存在です。
歯石と歯周病の関係は?
歯石という、細菌が繁殖するための巣ができた周辺の歯肉は、やがて炎症を起こします。
つまり、歯石が形成されるのは歯周病の前兆といえるのです。
特に問題となるのは、歯と歯ぐきの間の溝である歯周ポケットの奥に蓄積する歯石で、歯の表面にできたものよりも硬度があり、いっそう取り除きにくくなるため、ますます歯周病を進行させることになります。
歯石の予防や除去はどうするの?
予防の基本は毎日の歯磨きです。
お口のケアを心がけ、細部に渡るブラッシングを行うことが重要です。
こまめな歯垢の除去は、歯石の形成を食い止めることにつながります。
しかし、歯ブラシの毛先が届かない箇所は口内に多くあるため、セルフケアでできる予防には限界があります。
ブラッシングで磨き残した歯垢が蓄積されて歯石となり、やがて歯周病を発症することになりかねないでしょう。
そのような状態を回避するため、歯医者での定期検診に通い、早期のうちに徹底的に歯垢や歯石を除去する「歯石取り」を受けることが必要なのです。
狛江はやかわ歯科では歯周病外科治療にも対応しています
【 狛江市和泉本町・狛江はやかわ歯科】では、専用の機器で歯石を取り除く歯周基本治療「スケーリング・ルートプレーニング」のほか、歯周外科治療にも対応しています。
日本歯周病学会 歯周病専門医の資格を持つ院長が、歯肉を切開して内部にある歯石を除去する「フラップ手術」や、失われた歯周組織を蘇らせる「歯周組織再生医療」を行いますので、重症化した歯周病の治療が可能です。
歯周病の症状がなかなか改善せずにお困りの方は、当院にご相談ください。